島根県の特色
島根県は日本の中国地方の日本海側である山陰地方の西部をなす県です。県庁所在地は松江市です。旧国名は出雲国・石見国・隠岐国で、現在でも出雲地方・石見地方・隠岐地方の３つの地域に区分されることが多いです。
２００３年以降、島根県の観光客数は年々増加し、２００７年に石見銀山が世界遺産に登録されるなどの効果もあり、２００８年には観光入込客延べ数が過去最高の２８，７０１千人を達成しました。観光施設では出雲大社が最も多くの観光客を集めています。出雲大社は縁結びや八百万の神が集まる社として広く知られ、毎年多くの参拝客が訪れます。また隠岐諸島は古くから円流の島として知られ、後鳥羽上皇や後醍醐天皇が流されました。現在では数々の史跡や豊かな自然が観光客の人気を集めています。
島根県の住まいと季節
県内全域が日本海側気候ですが、沿岸部の冬季は曇りや雨が主で雪が少なく、豪雪地帯は内陸部にとどまっています。沿岸部の気温は比較的高めで、特に浜田市や益田市などの県西部においては東京都心や大阪、福岡の１月の平均気温と同程度の温暖です。そのため積雪しても数センチ程度にとどまることが多く、大雪となることは少ないです。また、県内は冬季においては季節風が強いこともあり、比較的少ない積雪量でも風が強いと判断されれば航空便の欠航など交通が混乱します。しかし、大陸に近いために数年に一度の猛烈な寒気団に覆われると沿岸部でも日中の気温が氷点下の真冬日になることもあるなど、年による寒暖の差が激しい地域です。
島根県の持ち家比率は７３．０％、借家比率は２６．３％で、４７都道府県の持ち家比率ランキングで島根県は７位となっています。また、１戸建て住宅を持っている人は７６.０％、共同住宅の人は２０．３％と１戸建てを持っている人の方が多くなっています。１住宅当たりの敷地面積は３１４㎡と４７都道府県内で２０番目の広さです。
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