和歌山県の特色
和歌山県は日本最大の半島である紀伊半島の西側に位置しています。県南部には大規模な産地を有しています。和歌山市を中心とする県北部は阪神工業地帯に属し、沿岸部は製鉄所や石油製油所などの重化学工業が盛んですが、太平洋ベルトから外れた立地条件の悪さや平地が少ないことと自然保護政策の一環で確保できる工業用地の貧弱さ、そしてそれによる機械工業の不振から大阪府や兵庫県の様な過密都市圏の工業と比べると生産量は至って少なくなっています。
その他、県全域で果樹栽培を中心とする農業が盛んで、特に県中部でのみかん栽培や御坊市を中心とする花卉栽培、田辺市を中心とする梅などの特産品があり、他にも小規模であるものの水産業、林業が盛んで、各地でのブランド育成が進んでいます。
和歌山県の住まいと季節
県南部は太平洋側気候、県北部は瀬戸内海式気候となっています。特に南部東側は年間雨量が４，０００ｍｍにも達する多雨地帯です。
近畿地方では唯一ここ４０年間の国勢調査で人口減となっている県であり、他の２府４県いずれも１５～４０％の高い伸びとなっている中で顕著な特徴となっています。和歌山市では大阪圏などへのストロー現象が深刻で人口減少が続いている一方、岩出市、橋本市などの諸都市のベッドタウンとして顕著な人口増を続けている都市も見られます。
和歌山県の持ち家比率は７２．８％、借家比率は２５．９％で、４７都道府県の持ち家比率ランキングで和歌山県は９位となっています。また、１戸建て住宅を持っている人は７５.１％、共同住宅の人は１９．３％と１戸建てを持っている人の方が圧倒的に多くなっています。１住宅当たりの敷地面積は２１０㎡と４７都道府県内で４１番目の広さです。
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