イッツ・ア・スモールカンパニー|対応地域-岡山県

岡山県の特色

岡山県は中国地方南東部に位置しています。温暖な瀬戸内の気候を背景に古代より独自の文化圏を形成し、現在では中国・四国地方の交通の要衝として発展しています。北は中国山地、南は瀬戸内海に面しており、大小合わせて約90の島を有しています。
広島県東部に位置する備後地方や香川県島嶼部などと併せ、古くは「吉備国」と呼ばれていました。吉備国は大和政権に並ぶほどの強大な勢力を持っていたとされ、県内にも数多くの遺構が残っています。江戸時代には岡山に池田氏、津山に森氏が入封し、倉敷は天領となりました。特に池田氏は日本三大名園の後楽園を造成し、閑谷学校を開くなど文化・教育面で多大な功績を残しました。
明治時代以降は大規模な港湾が存在しなかったため工業化に後れを取った一方で、児島湾の干拓事業による穀倉地帯の開発がされました。西日本1番の生産地であるブドウをはじめ、梨、桃など果物の生産地として有名で、典型的な農業県でした。

岡山県の住まいと季節

中国山地と瀬戸内海に挟まれ、南部の平野地帯は典型的な瀬戸内海式気候を示しています。一方、北部の中国山地沿いは日本海側気候に属し、冬季には1m程度の積雪に見舞われるなど豪雪地帯に指定されていて、-10℃以下まで下がることもあります。その中間に位置する吉備高原は両者を折衷した気候を呈し、南部より多少冷涼で雨量も多く、内陸に位置するため北部ほどではないものの緯度の割に冬季の寒さはきびしくなっています。
日本列島に来襲する台風やその影響による風雨は中国山地・四国山地によって弱められることが多く、それに加えて夏は瀬戸内海で発生する「凪」や山地越えのフェーン現象の影響もあって都市部や内陸の盆地を中心に猛暑日になる日も少なくありません。県庁所在地の岡山市は、吉備高原に属する「北区を除いて日照時間が年間約2000時間と長く、年間降水量は1100mm程度と日本有数の降水の少ない土地です。このような地理的要因によって岡山県は自然災害の少ない土地柄となっています。
岡山県の持ち家比率は66.5%、借家比率は31.8%で、47都道府県の持ち家比率ランキングで岡山県は26位となっています。また、1戸建て住宅を持っている人は69.4%、共同住宅の人は27.3%と1戸建てを持っている人の方が多くなっています。1住宅当たりの敷地面積は269㎡と47都道府県内で32番目の広さです。

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