兵庫県の特色
兵庫県は本種で唯一、北は日本海、皆々瀬戸内海の２つの海に接している県です。本州を青森県から山口まで陸路を縦断する場合、日本海側を通っても、太平洋・瀬戸内海側を通っても必ず兵庫県を通ることになります。南北に長い県域を持ち、近畿地方で最大の面積を誇っています。そのほぼ中央を日本標準時子午線が南北に通過し、明石市にはこれに因んだ明石市立天文科学館があります。
南部の瀬戸内海沿岸は阪神工業地帯や播磨臨海工業地帯といった日本有数の重化学工業の集積地となっており、近畿圏最多の工業立地数となっています。一方で、中部から北部にかけては農林水産業が主な産業であり、過疎地や豪雪地帯も抱えています。これら過密と過疎を平均した県単位の産業活動指数は全国平均であることから、日本の縮図といわれることがあります。
世界遺産にもなっている姫路城や国宝建築を数多く有し、百万ドルの夜景と名高い夜景や神戸ルミナリエのイルミネーションも有名です。
兵庫県の住まいと季節
南東部の阪神間はベッドタウンとしての性質があり、神戸市と阪神地方で全人口の約６割を占めています。なお、兵庫県の人口は国内７位で、兵庫県の人口密度は国内８位となっています。
兵庫県北部が日本海側気候、南部が瀬戸内海式気候で、兵庫県北部を中心に豪雪地帯が広がっています。隣の岡山県に比べると全般に降水量は多くなっています。冬から春にかけて、中国大陸から流入する黄砂に見舞われることがあります。兵庫県北部全域及び南部の内陸部では、北西の季節風の影響で冬季の降水日数は多いです。南部では冬から春にかけては快晴の日は関東と比べて少ないものの、晴天日数そのものは比較的多いです。
太平洋気圧に覆われる夏季には北部や内陸部を中心にフェーン現象による猛暑日が発生することがしばしばあり、また南部の都市部では熱帯根になることが少なくありません。
兵庫県の持ち家比率は６３．６％、借家比率は３３．３％で、４７都道府県の持ち家比率ランキングで兵庫県は３６位となっています。また、１戸建て住宅を持っている人は５０.３％、共同住宅の人は４６．５％と１戸建てを持っている人と共同住宅を持っている人の差はさほど大きくありません。１住宅当たりの敷地面積は２０５㎡と４７都道府県内で４２番目の広さです。
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